【弁護士紹介】井下 顕|池田 泉
弁護士 井下 顕(いのした あきら)
労働事件では、多くの方が紛争解決をあきらめている状況があります。厚生労働省が近年発表する年間の総合労働相談件数は近年100万件を超えています。そのうち個別労働紛争、すなわち解雇・雇止め、残業代・退職金、セクハラ・パワハラ等の相談は約20万件にのぼります。
その一方で、全国の裁判所に申し立てられる労働事件(労働審判や訴訟)は合わせても年間1万件に遠く及びません。全国の労働局のあっせん申立件数も年間3,000件を少し超えるくらいです。
これらに比して、ドイツでは労働裁判所という特別の裁判所があり、年間の申立件数はなんと60~70万件です!もちろん、日本とドイツでは文化や伝統、働くことについての考え方の違いなどがあると思いますが、それでも違いすぎます。
私が弁護士になってからの大きなテーマは「まじめに働く人がむくわれる社会をつくること」です。労働事件を専門的に扱ってきた経験から、ご相談者の方があきらめることなく権利を実現できるよう、全力でサポートいたします。
すべての富を生み出すのは、働く人々の ”労働” です。
その働く現場を守らなければ、過労死、貧困、戦争につながってしまうのです。社会的弱者を守り、連帯できる社会を築かなければいけません。過労死や過労自死などのように、本来自己実現の場であるはずの ”働く” ことで命を落とすという悲劇は決してあってはなりません。
不当な解雇・雇止め、サービス残業・ただ働き、蔓延するパワハラ・セクハラ・・・これらをなくすためにも、働く皆さまの権利実現のために私ども弁護士の存在があります。
どうか、あきらめずに、ご一緒にたたかいましょう!
略歴
- 1992年 3月 九州大学法学部卒業
- 1997年11月 旧司法試験合格
- 2000年 4月 福岡第一法律事務所入所
- 2012年 1月 井下法律事務所開設
- 2016年 1月 事務所移転とともに、事務所名を六本松総合法律事務所に変更
所属団体など
- 福岡県弁護士会 副会長(2016.4月~2017.3月)
- 自由法曹団 常任幹事
- 福岡県平和委員会 代表理事
- 六本松九条の会 代表世話人
- 福岡市中央区革新懇 代表世話人
- 日本労働弁護団
- 過労死弁護団
- 過労死防止学会会員
- 人間らしく働くための九州セミナー 代表世話人
- 九州アドボカシーセンター 運営委員長
思い入れのある事件
- 派遣労働者の正社員化を求める裁判(雇用契約上の地位確認等請求)
- 過労死、過労自死 民事損害賠償請求事件(損害賠償請求)
- 公務員の過労死を認めさせた裁判(公務外認定処分取消)
- NTT配転無効裁判
- 中国人強制連行事件
- 中国残留孤児事件
講演・セミナー活動履歴
- 2011年~2015年/日本労使関係研究会(JIRRA) 講師
- 2009年~2015年/特定社会保険労務士講習 講師
- 2018年/福岡労働局研修 講師
- 2020年2月/日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)
2020年講演等 他10件
- 2019年11月/過労死等防止対策推進プログラム(鹿児島)
2019年講演等 他14件
- 2018年1月/日本医労連九州地協
2018年講演等 他12件
- 2017年2月/医療団労組
※2017年講演等 他5件
- 2016年1月/福岡建設労働組合、民放労連(福岡)
※2016年講演等 他4件
- 2015年6月/福岡医療団研修講師
※2015年講演等 他12件
- 2014年 4月/ブラック企業について(医療団労組)
- 2014年10月/労働事件(法テラス職員研修)
※2014年講演等 他20件
- 2013年 7月/「これだけは知っておきたい!労働法 あなたの不安解消します」(県・労働教育講座)
- 2013年 8月 /「労働の規制緩和が日本を壊す!?」パネルディスカッションコーディネーター(福岡県弁護士会) ※2013年講演等 他36件
- 2012年 8月/県・労働教育講座
- 2012年12月/非正規派遣切りについて(労働問題懇談会)
※2012年講演等 26件
- 2011年 4月/新しく自治体労働者になる皆さんへ(福岡市職員労働組合)
- 2011年 7月/市民向け労働講座
※2011年講演等 他18件
- 2010年 2月/日弁連ライブ研修 「非正規」担当
- 2010年 6月/記者レク学習会 「過労死」
※2010年講演等 他25件