2021/10/15 その他
(少し古いのですが)
2014年のスウェーデン議会総選挙における世代別投票率を見てみると、驚くべき高さの投票率でした!
18歳~24歳 81.3%
25歳~29歳 81.4%
30歳~34歳 83.9%
35歳~39歳 86.0%
40歳~44歳 88.0%
45歳~49歳 86.8%
50歳~54歳 87.7%
55歳~59歳 88.9%
60歳~64歳 89.5%
65歳~69歳 91.9%
70歳~74歳 90.9%
75歳~79歳 87.0%
80歳以上 73.8%
一番高い投票率は、65歳~69歳の91.9%、
10代、20代の投票率も、軒並み80%を超えています。
スウェーデンでは、
・1986年 若者政策担当大臣が設置、
・1994年 若者政策法が成立
・1998年 第2次若者政策法が成立
・2004年 若者政策に関する新しい法律「決定する力-幸福への権利」が国会可決
と、若者に関する法律が成立し、担当大臣がおかれています。
そして、スウェーデンには下記のような、若者の声が反映される仕組みがあります。
・若者参画政策を「青年事業庁」と「学校教育庁」が担っている。
・青年事業庁は、各省庁からの報告を分析、要約し、政策決定レベルにフィードバックを行っている。
これにより、若者政策のフォローアップが行われ、政策の実施の確実性が高められている。
・毎年、若者に関する特定のテーマに焦点を当てた「FOKUS」という調査研究レポートを作成している。
・若者団体の活動に対して、青年事業庁から補助金が拠出されており、活動のサポートが行なわれている。
・優れた若者政策を実施した自治体を表彰し、賞金を授与している。
調べてみて初めて、若者への様々な政策がなされていることを知りました。
投票率の高さだけが理由ではないでしょうが、
投票率の高さも、若者への政策が手厚くなった理由の一つに挙げられるのではないでしょうか。
日本の20代の投票率は、33.85%(平成29年衆議院選挙)です。
これが、40%、50%、60%と、上がっていくことにより、 若者への政策へも力を入れて取り組む政治家が増えていくのではないかと思うのです。